1950-04-13 第7回国会 衆議院 考査特別委員会 第25号
○津村証人 そうです。
○津村証人 そうです。
○津村証人 そうです、
○津村証人 そうです。
○委員長(岡元義人君) 中野委員に委員長からお答えいたしますが、ここに書いてある「所謂人民裁判に関連し」と、これは人民裁判の、確か津村証人が二回目に出頭されたときに、その際に反動分子が引揚の途中引返されたという証言が……五十何名帰したと。
○岡元理事 もう一点津村証人にお尋ねして置きますが、戰犯容疑者になつている者を、更にすでに送り帰さなければならないものを知つておりながらカンパにかけたという事実がありますか。津村証人。
○岡元理事 津村証人に重ねてこの点についてお聞きしたいのでありますが、船の準備がすでにできておるということは、津村証人は御承知しておられますか。
○北條秀一君 それでは津村証人に伺いますが、今朝程津村証人は、自分もやはり日本に帰りたかつたということを言われておりましたが、津村証人並びに民主グループの諸君はすべての人が一刻も早く日本に帰りたいという精神状態であつたのでありましようか。
それでありますから、先日の津村証人が言うたことに間違いないとすれば、私はあれは間違いないと思うのでありますが、人民裁判というものを更に調査する理由はないと思います。併しながらここでは調査するということに皆さんお決めになつたのだから、これはおやりになつた方がいいと思う。ただ初めから國民がこれを喜ばんとか何とかという予断を以てやつてはいかんと思う。その点を申述べたい。
で、この人民裁判が、先の津村証人の証言によりますと、これは我々日本人同士だけで以てやつていたのだということをはつきり言つておるのであります。
私はいわゆる人民裁判、これについては先日津村証人が述べたことで十分主要点がはつきりしておると思うので、私としてはこの問題を取上げる必要はないと思います。併しながら委員諸君が是非これを取上げることが引揚促進のためによいという御決定になればこれ又私はそれに反対するものではない。正々堂々とこの問題を扱つて欲しい。今星野君が言われたような懸念というものは毛頭行われることなしに行われて欲しい。
それから最後の三点でありますが、過日の証人喚問にいたつて津村讓二証人の喚問をみたが、これは細川委員の御提案によつてなされたのでありまするが、過日の証言を聞いて強く感じましたことは、いわゆる人民裁判、この過日の津村証人は兵士大会とか言つておりましたが、このいわゆる人民裁判のこの問題は、もう少しはつきりさせなければいけない。
ところが過日津村証人の証言によりますと、一体民主化したところの、いろいろ結果を挙げておる收容所は何処であるかといつたところが、シベリヤの殆んど全般である、こういうことを言われておるのであります。ところがこれらの地区においても、その留守家族はやはり吉村隊事件と同様にあらざるかということを非常に心配しておる。
○理事(岡元義人君) 津村証人にもう一言だけ念のために伺つて置きたいことがあるのですが、それはナホトカに一年二ケ月もおられたのですが、而も三月に早く船が廻つて來ればいいというような御証言がございましたが、ナホトカは何月から乗船できのですか、その点津村証人に証言を求めます。
○細川嘉六君 初め十七人の惨殺を認め、それから大衆が承知しないので二十八名の惨殺を認めたと津村証人が先程述べました。それについて先程日の間違いがあるがとあなたは述べたが、これについては何も述べていない。津村証人が言われた通りでありますかどうか。
○理事(岡元義人君) 尚一点津村証人にお尋ねいたして置きますが、兵士大会というものは結局日本人同士で、津村証人がいわゆる責任者となつて、どこからの命令も受けずにやつておられたのでありますか、その点について明らかにして頂きたいと思います。
○岡元義人君 大体津村証人を除けまして、他の証人は全部B項につきいろいろ証言を得たいと考えられますので、津村証人を除けた全部の御出席を願いたい。